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仲地登記測量事務所のよもやま話

皆さんこんにちは!

仲地登記測量事務所、更新担当の中西です。

 

 

徐々に暖かくなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?

さて、本日からシリーズ更新が始まります!

 

 

 

シリーズ1: 土地の測量とは?基本を分かりやすく解説!

 

 

 

このブログでは、測量の種類や目的、測量の流れなどをシリーズ形式で詳しく解説していきます。

土地の測量は、家を建てるとき、土地を売買するとき、境界を確認するときなど、さまざまな場面で必要になります。しかし、**「測量ってどんなことをするの?」「どんな種類があるの?」**といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、土地の測量の基本について分かりやすく紹介します。


1. 土地の測量とは?

 

測量とは、土地の面積や境界、地形などを正確に把握するために行う作業のことです。測量のデータは、建築や土木工事、土地の売買、相続などに活用されます。

例えば、
家を建てる前の敷地測量 → 建築計画を立てるために必要。
土地を売るときの面積測量 → 売買契約のための正確な面積を確認。
隣地との境界を確定する測量 → 境界トラブルを防ぐために重要。

測量は、ただ土地の大きさを測るだけではなく、土地の価値を明確にするための大切な工程でもあるのです。


2. 測量の主な種類

 

測量にはさまざまな種類があります。それぞれの目的や特徴を理解して、どの測量が必要なのかを知っておくことが大切です。

2.1 境界確定測量

目的:隣地との境界を明確にし、トラブルを防ぐ。
活用場面:土地の売買・相続・新しく家を建てる前。
特徴:隣接地の所有者と合意のもと、境界を確定する。

境界が曖昧なまま家を建てると、後で**「敷地が隣の土地にかかっていた」**というトラブルが発生することもあります。そのため、境界確定測量をしっかり行うことが重要です。


2.2 地積測量(面積測量)

 

目的:土地の面積を正確に測る。
活用場面:土地の売買・相続・登記。
特徴:登記簿上の面積と実際の面積を確認できる。

土地を売買するとき、登記簿の面積と実際の面積が違うことがあります。地積測量をすることで、正確な面積を把握し、トラブルを防ぐことができます。


2.3 現況測量

 

目的:土地の形状を把握する。
活用場面:土地の開発・造成、建築計画。
特徴:道路・隣地との関係、地形の特徴を記録する。

例えば、家を建てるときに、土地の傾斜や周辺環境を確認するために行う測量が現況測量です。


2.4 高低測量

 

目的:土地の高低差を測る。
活用場面:造成工事・道路工事・宅地開発。
特徴:土地の高さを把握し、工事計画に活かす。

特に、傾斜地や造成地では重要な測量です。


3. 測量の流れ

 

測量を依頼すると、どのような流れで進むのでしょうか?

3.1 事前打ち合わせ

✅ どの測量が必要かを確認。
✅ 測量範囲や目的を決定。

3.2 現地調査・測量

✅ 測量機器を使って土地のデータを取得。
✅ 必要に応じて境界確認を行う。

3.3 図面作成・報告

✅ 測量結果をもとに図面を作成。
✅ 境界標の設置や登記手続きのサポート。

測量は、依頼から完了まで数週間から1ヶ月ほどかかる場合があるので、早めの準備が大切です。


4. 測量を依頼するときのポイント

 

どの測量が必要かを確認する。
境界確定測量では、隣地所有者との合意が必要になることを理解する。
測量には時間がかかるため、余裕を持って依頼する。


まとめ

 

今回は、土地の測量の基本について解説しました。

測量は土地の価値を明確にするために必要。
目的に応じてさまざまな測量がある。
早めに準備することでスムーズに進められる。

次回は、「境界確定測量の詳しい流れとポイント」について解説します!土地の境界は、将来的なトラブルを防ぐためにとても重要な要素です。測量を考えている方は、ぜひチェックしてください!

 

 

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